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乳がんは女性がかかりやすいがんの第1位、運動不足や肥満も要因

2017年10月

 乳がんの怖さが、改めてクローズアップされています。 現代の日本人女性にとって最もかかる確率の高いがんであり、一生のうちにおよそ11人~16人に1人が乳がんになるという推計があります。近年では若年化傾向があらわれて、20歳~30歳代で発症するケースも珍しくなくなりました。
 とはいえ、乳がんの発症率がはっきり上向くのは30歳代から。そして40歳代後半から50歳代のころにピークを迎えます。

乳がんにかかりやすいのは、こんな人たち

 多くの調査結果を分析した研究によって、どんな人(場合)に乳がんがおこりやすいか、だんだんわかってきました。ある程度はっきりしているのは、次のような条件です。

*初経が早い
*閉経が遅い
*初産年齢が遅い、または出産・授乳の経験がない
*肥満している(閉経後の肥満は特にリスクが高い)
*運動不足である
*生まれたときの体重が重かった
*家族(特に母・姉妹)が乳がんになったことがある
*たばこを吸う、飲酒量が多い

女性の暮らしの、いろいろな条件がからみ合う

 乳がんの発生や進行には、女性ホルモンの一種であるエストロゲンがかかわる場合が多いとされます(無関係なタイプもあります)。初経が早かったり閉経が遅い人、あるいは出産経験がなかったり初産の遅い人は、そのぶん長くエストロゲンの影響を受けるので、乳がんになる確率が高まるのです。
 ふつうは閉経すると体内のエストロゲンは減りますが、脂肪細胞もエストロゲンの発生を促すので、肥満している人は閉経後も閉経前と同様のリスクがあります。運動不足や生まれたときの体重の多さも、肥満につながって乳がんの要因になると考えられます。
 そのほか遺伝的な要素や、たばこやアルコールの悪影響なども指摘されています。

「肥満」は、自分で改善できる乳がん要因

 このように、肥満は乳がんの要因の一つですが、自分の努力によって減らせる要因でもあります。
 年齢とともに代謝が落ちてくるので、ぜひ暮らしの中に運動を取り入れましょう。もちろん若い人も、テキパキ動いて肥満を防ぎたいところ。単に体重を減らすのではなく、引き締まった元気なカラダを維持しましょう。
 若い人に乳がんが増えてきた原因の一つは、食生活の欧米化だという指摘もあります。運動習慣とともに、低カロリー・低脂肪で栄養バランスのとれた食事を楽しみたいですね。

定期的な検診と自己チェックを欠かさずに

 がんは、昔と比べれば「治る病気」に近づいてきました。しかしそれは、早めに見つけて早めに治療を始めることが前提になります。特に乳がんは、早期であれば9割が治るとされています。
 各自治体では、40歳以上の女性に2年に1回の頻度で、マンモグラフィ(乳房専用のX線装置)による乳がん検診を行っています。対象年齢になったらぜひ受けましょう。それに加え、セルフチェックの方法を学んで月に1度は行いましょう。セルフチェックは、できれば初経のときから始めるのが理想的です。
 また、「遺伝性のがんがおきるのではないか」といった不安を感じている人は、「何歳からがん検診を受けるべきか」など、機会を見つけて専門医に相談してみるとよいでしょう。
 10月は「乳がん月間」。この機会に知識を深めて、適切なチェックを習慣づけてください。早期発見のチャンスが広がるだけではなく、ふだんの安心が得られるはずです。

(制作部 Y)

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